元プログラマーがデジタルハリウッドに一年間通ってWebデザインを学んだ話(導入)

注意
この記事は、自己、経歴紹介、思い出話で終わっています。
デジハリの話は(本編)からなので、興味がなければこちらをどうぞ

 

この話は

第一部:導入

第二部:入学〜卒業

第三部:クリエイターズオーディション(企業の人を読んだ発表会)

の三部作になります。

 

デジタルハリウッド でどんな成果を得られるかを知りたい場合は、二部からが参考になると思います。

 

まずは軽く自己紹介から

大学を卒業後、新卒でIT企業にプログラマーとして入社しました。客先に常駐させるよくある派遣会社です。自社開発も一応しているらしいです。

研修中に自社の運営している口コミサイトに一日一回、書き込むことを義務付けられていたのは今思い返すとちょっと笑えます。

そういうのはどこもやってるのかな。

研修を終えた私がアサインされたプロジェクトで組み込み系プログラマーとなりました。(かっこいい言い方をしているだけで、実際は人事部に言われる通りに異動になっただけです。)

特に希望していた訳でもないし、勤務地がちょっと遠いなと思ったけど、特に意見しませんでした。

理由は、異動先に不満があり、文句を言っていた同期が人事部に直談判しに行ったと思ったら、急に何も言わずに受け入れるようになったのを見たからです。何があったんですかね。

研修を終えた新卒に拒否権はないようだったので、二つ返事しました。

 

そして異動

業務内容やお客さんのことはコンプライアンス的にまずいので言えないのですが、

一言言えるのは、業務は退屈で暇でした。あと職場は汚かったです。

基本的には動作確認とソースコードの改修で、技術的に経験値をつめたかというとそうでもありませんでした。

もちろん、ちゃんとコードを書く機会もあったのですが少なかったです。
重要な部分は特許に関わるので、外部の人間には振れなかったというのもあったと思います。

これからキャリアを積んで行く場所になるのに、この感じで大丈夫なのかと日々、思うようになりました。

アサインされて1年たったあたりでこの現場まずいのではと思い始めます。

 

そんな中でもよかったこと

思うところのある職場でしたが、C言語を使うのはよかったです。

静的型付け、ポインタ、メモリ確保などプログラミングで重要な部分を学べたことは現在も貴重な財産です。

こういうところは独学では学べない、学びづらいところだと思うので。

最近のプログラミング独学ブームはいいと思うのですが、この辺りは意識しづらいというか、実務経験のある人に教えてもらわないと自分から勉強しない気がします。

 

独学では絶対に知れないこと

現場のコードを知ることができたのはよかったです。

実際のコードはスパゲッティみたいに複雑なものから、担当者も仕様書も残っていないくらい昔のコードもあります。

そしてそのコードに付け足しを繰り返した秘伝のタレみたいなコードもあります。他のところは知りませんが、昔からあるサービスや機器はこれが多いのかな。

こういう実務的な部分は検索したり、学習サービスで勉強したり、スクールに通うだけでは絶対にわかりません。

ネット上でよく目にするのは、綺麗で、簡素で、小規模のプログラムのさらにその一部分です。

担当者がもういないので仕様を把握できないコード、長ったらしいが意味のあるコード、使われていないのに過去の記録として消してはいけないコードなど。

歴史的、政治的な理由をもつコードがたくさんあります。

そういったものを修正する業務(リファクタリングといいます)は意外と多いです。ソースコードの解析をする場合、工数・費用削減になるので結構重要な仕事です。かなり大変ですが。

転職のため、プログラミングを独学している人は、一応こんなことを頭に入れておくといいと思います。

いいこともあったし不満なこともありましたが、トータルで考えるとプログラマーとしての業務経験は得るものは多かったなって今は思います。

今は。

当時はハイパー不満でしたが。職場が古い建物でめっちゃ不潔なのもきつかったです。

具体的にいうと体に疾患が出て半年皮膚科に通うくらいでした。

長々書きましたが、(清潔か不潔かの衛生環境は抜きで)よほど先進的な開発をする現場でない限り、こういうものなのかもしれません。

本職のプログラマーの方たちからしたら、舐めんなって思うかもしれませんが個人的な感想というか意見なので見逃してください。

 

なんでWeb分野の勉強を始めたのか

思いの外長くなってしまった自己紹介はここで終わりにして、どうしてデザインの勉強を始めたのかという話に入ります。

Webについて勉強しようと思ったのは、業務の暇な時間に別の分野の勉強を始めようとしたのがきっかけでした。

もともとWebサイトを見るのが好きで、色々なサイトを見ていくうちに自分でも作ってみたくなったので始めました。

Webサイトの勉強って、HTML/CSSを書くだけならテキストエディターでもできるんですよ!しかもビルドもないしデバッグもすぐできる!

もともと知ってたんですが、当時の業務はビルドもデバッグもめちゃくちゃ時間がかかるコードだったので、すぐに反映されるのが楽しかったんです。

最初はHTML/CSS、JavaScript、JQuery、ライブラリを色々試すようになり、そのうちPHP、WordPressを会社の空き時間や、自宅で色々試すのが日課になってました。

業務でC言語、研修でJavaをやってたので、学習コストは高くなかったです。

if、for、while、関数などの基本的な概念は同じなので、プログラマーの方なら簡単なものならすぐに作れるようになると思います。

すんなり飲み込めるし、情報も多くて、勉強に困ることはありませんでした。

順調でした。・・・・技術面は。

問題はデザイン。

並行して行なっていたデザインの勉強は、技術面の順調さに反していまいち手応えがありませんでした。

おかしい・・

 

デザインって・・・・なんなんだ(哲学)

書籍を読んだり、サイトの模写をしたりしていましたが、できるようになっているのかがよくわかりませんでした。

よくある質問ですが、デザインとアートの違いってわかりますか?

ざっくりいうとデザインは問題を解決するのもの。アートは表現するもの。

は????それくらい知ってるから

って当時は思ってましたが、感覚的には同じように捉えていたのだと思います。だからこそ、自分の好きな系統の色やフォントを好き勝手に使っていました。

そもそもデザインするという行為についての理解が足りていませんでした。

なぜか、この発想に行き着くまでにちょっと時間がかかりました。デザインとか独学で余裕だろというおごりがありました。

プログラミングと同じできちんとしたプロセス、設計をしてから組み上げるものだとわかるようになったのは、デジタルハリウッドで学んだおかげです。

 

もう、無理、わかんない

独学ではどうしようもない、

なら人に教わるしかない。

じゃあ、どこで誰に教わればいいのか。

最初は勉強会やネット場の集まり、オンラインサロン的なものも考えました。

が、

その時ちょうど勉強会で知り合った人にマルチに勧誘されそうになり、そういう集まりが怖くなっていました。

信用できる人がいるなら、その人に教えてもらうといいと思いますが、よく知らない人に教えをこうのは気をつけた方がいいです。

金銭の発生しない付き合いは怖いです。皆さんも人と会うときは気をつけてください。

その点、スクールなら(高額な)受講料を払えば、カリキュラムの元で身の危険を気にすることなく勉強することができます。利害関係最高。

ということでデジタルハリウッド への入学を決めました。

(本編)へ続く