「在宅で月5万稼げる」「副業にはソーシャルワークがいい」という文言をよく見かけます。
そう紹介している人のブログを見ると、副業を始めるに当たって勉強したほうがいい技術や知っておいたほうがいい知識はよく紹介されています。
実績のある方々の経験談を交えた記事なのでかなり参考になり、モチベージョンも上がりますよね。
ただ、それらのブログを見て私が気になったのは、
「最初の一件、初めて案件を受けるまではどうだったのか」
ということです。
最初の一歩はどうだったのか、何をしたのかをもっと知りたいと思うようになりました。
一度でも案件を受けてしまえば、二件目からは抵抗や緊張はなくなるはずです。
ここでは独学、実績なし、業務未経験の私がWebサイト制作の案件を受けるまでにしたことを紹介していきます。
- 実績なし、未経験でWeb制作を副業にしたい人
- 独学でどのくらいできるようになればいいかわからない人
- わからないこと、詰まったりしたら不安な人
- 案件を受注できない人
スポンサードサーチ
目次
独学での勉強の進め方
Webサイト制作に欠かせないのはHTML/CSS/JavaScriptです。デザインに関しての知識も必要になってくるので基礎知識を知っておくといいと思います。
以下を並行して3ヶ月くらいで進めれば、簡単な案件を受注するレベルにはなっているはずです。あまり期間を開けずに、毎日進めていく方がいくようにした方がいいです。
JavaScriptを勉強し始めるとJQueryという単語を目にすることが出てくると思います。
JQueryはJavaScriptのライブラリと呼ばれるもので、JavaScriptのコードを書く手助けをするようなものです。
このJQueryは有名で広く使われているので知っておくと役に立つのですが、勉強しはじめに使うとJavaScriptの仕様の理解の妨げになる可能性があります。
基礎的な文法、仕様を押さえてから使い始めた方がいいと思います。
Webサイトの基礎、仕組みを理解する
ドットインストール
HTML入門 (全24回) – プログラミングならドットインストール
CSS入門 (全23回) – プログラミングならドットインストール
JavaScript入門 (全24回) – プログラミングならドットインストール
説明をしながら、実際にプログラミングを行っている動画を視聴し、勉強できる初心者向けプログラミング学習サイトです。
このサービスは視聴できる講座が多く、HTMLだけでも30個近くの講座を視聴できます。また、基礎を学ぶ分には無料会員でも全く問題ありません。
月額980円(税込で)有料会員なることができます。
有料会員には以下の特典があります。
- 動画内のソースコードを見ることができる。
- 有料講座を視聴できる(中級者向け)
- 講師の説明を文章で確認することができる
- 講師の音声を男性と女性で切り替えることができる
無料会員だと動画を再生しながら確認しないといけないのがちょっと面倒。
たった1日で基本が身につく!シリーズ
二冊とも2017/6/15に発売された新しい技術書です。
基本がしっかりと解説されていて、サンプルもついてくるので手を動かしながら進めることができます。
もちろん1日で終わらせることはできません。読むことは1日でできても理解して使いこなすまでには少し時間がかかると思います。というか急いで終わらせても意味がないです。
とりあえず一周して、その後は詰まった時の参考書にするのがいいかと。
デザインの基礎
私はデザインの知識が全くなかったので、基礎的なことをわかりやすく説明している書籍を探しました。
この二冊はいろいろなサイトで紹介されている有名な本です。amazonのレビューからもその人気がわかります。
文字や画像の配置の仕方、フォントの種類、色が与える印象など、デザインを業務としている人からしたら当たり前な基礎知識を学ぶことができます。
一通りの基礎知識を押さえたら
3ヶ月ほど勉強したら、自分でサイトを作成してみるのがいいと思います。
実際に一からサイトを作成してみると、詰まるところが出てくるので勉強で足りなかった部分を補うことができます。
どのようなサイトを作るかは書籍を参考にしてもいいし、自分の気に入ったサイトを真似てみるのもありです。とにかく自分で一からサイトを作成する経験が必要です。
これらのことを勉強、経験して案件を受注できるレベルとします。
ただ、簡単な案件しか対応できないです。自分の実力に見合った案件を選ばないといけません。
クラウドワークスで案件を受注する
ここまできたら案件を受注してみましょう。
クラウドワークスを選んだ理由は、ランサーズなどに比べると簡単な案件が多いからです。
その分単価も低いですが、経験を積むための第一歩なのであまり気にしない方がいいですね。
案件を受注するためにやること
自分が発注すら側なら実績なし、業務未経験の人より経験豊富な人を選ぶはずです。その方が安心感もあり、納品物のクオリティも高いと思うでしょう。
Web制作の案件だと採用人数1人で平均5~15人ほどの応募があります。
実績がない場合は他のワーカーに埋もれないために、それ以外の内容で発注者にアピールしなければいけません。
プロフィールを充実させる
実績や業務経験でアピールできない場合は、自分の経歴やできる範囲を書きましょう。
- 自己紹介
- 今まで勉強してきた内容
- 今勉強している内容
- どういった案件に対応できるか
- どのくらいの作業時間で進められるか
- どういったサイトが好きか、などなど
ポートフォリオを作るのも有効なアピールの手段の一つです。実際に制作物の確認ができると発注者は納品物のクオリティに信頼感を得ることができます。
プロフィールと絡めて何が得意かを記載して、ポートフォリオでそれを活かした内容のサイトを載せるなんていうのもいいと思います。
- コーポレートサイトについて勉強中→コーポレートサイトを掲載
- フラットデザインが好きで得意としています→フラットデザインのWebサイトを掲載
- WordPressが得意→WordPressで作った自分のブログを見せる
応募する案件はどうやって選ぶか
自分が対応できそうな案件の選び方ですが、自分ができることより少し上のレベルだと思う案件がいいと思います。
例えば、サイト制作の案件で「カルーセルスライダーを実装してほしい」と要望があった場合、カルーセルスライダーがわからなくても、調べれば対応することができます。
調べなくてもすべてできるという案件を探すと、多分応募できるものはないと思います。わからないことは必ずあって、調べながら進めなくちゃいけないという前提で進めていきましょう。
ただ、根本の部分はぶれないようにしてください。自分が勉強した分野を飛び越えるようなことはしない方がいいです。
今回だとHTML/CSS/JavaScriptの勉強しかしていないのに、PHPが絡む案件などは「少し」の範疇を超えています。
必要なのは応募数とスピード
多数の応募者の中から選んでもらうには、まずは数を打つ必要があります。少しでも選んでもらう機会を増やさなければいけません。
その時、募集されている案件にもよりますが3~5件くらい応募しておくといいと思います。
これは他のブログでも言われていることですし、クラウドワークスからもどんどん応募するようにとお知らせメールで言われます。
スピードというのは他のブログではあまり言われていないと思います。
私が実際に案件を受注した時に効果があると実感した方法は、
応募数が0件の案件に一番に応募することです。
これは結構効果があると思います。メリットとしては、
- 発注者の目に一番につくため他のワーカーに埋もれる可能性を減らせる
- 案件に対してのやる気をアピールできる(はず)
また、レスポンスの速さも大事です。反応が早い人と遅い人どちらと一緒に仕事をしたいかと聞かれればいうまでもないです。
ただ、見切り発車の返答をしないようにはしましょう。伝え忘れで何度も連絡するのはお互いに手間がかかってしまいます。
特典をつけてみる
自分に頼むことでどのような特典があるのか明示しておくのもアピールする手段です。しかし、やりすぎてしまえば自分の安売りと作業時間が膨大になってしまいます。
なので、特典は自分にとっても相手にとっても期間限定、回数限定のものにしておきましょう。
例として、
・1ページの価格を記載する。( 例、1ページ10000円 )
・納品後の修正、変更は3回まで受け付ける。
それと自分が慣れてきたら特典をつけるのはすぐにやめた方がいいです。あくまでも期間限定、先着数件のみにしましょう。
この特典を付けた状態で案件を受け続けると確実に損をします。
案件を受けた後に気をつけた方がいい点
案件を受注後、無事に完了させなければいけません。
私が実際に受けた時にきちんと確認しておけばよかったと思ったことは、発注者が作業可能な曜日を確認しておくことです。
発注者が土・日や連休の間は確認作業ができるのかを確認しておきましょう。もし、休日は作業できない場合はこちらもそれに合わせて作業や連絡をとるようにしなければいけません。
発注者の確認をまたずに作業を進めると無駄になってしまう可能性があるので、最初に確認しておき、それに合わせスケジュールを立てましょう。
調べてもわからないことあって、周りに質問できる人がいない時の対処法
teratailやスタック・オーバーフローを利用しましょう。
わからない箇所をはっきり伝えればできる人が質問に回答してくれます。
今まで多くの質問が寄せられているので、もしかしたら自分が悩んでいる内容がすでに回答されているかもしれません。
一人で勉強を進められるか、案件を受けられるか不安な人の対処法
このような不安がある人にはWebCampやCodeCampスクールをおすすめします。
独学で勉強をしてきた人は周りに質問できる人が入ればもっとスムーズに勉強を進めることができたと思う人も多いようです。
一人で悩むが長時間悩んでしまう人やアドバイス、サポートを受けながら作業をしたいという人はスクールを利用した方が向いていると思います。
これらのことをやれば案件を受注することができるはずです。
実績なし、業務未経験だと最初はかなり不安で緊張すると思います。私も案件を受注した時は本当に自分にできるか不安でした。
しかし、できないからやらないだと当たり前ですが、できるようにはなりません。
とりあえずやってみるところから始めましょう。
この投稿が誰かの参考になれば幸いです。