Pythonで複数のプロジェクトで作業している時などに役にたちます。
ライブラリを一箇所にまとめてグローバルにインストールしていると、ごちゃごちゃしますし、各プロジェクトで必要のないライブラリが入っているディレクトリを参照することになります。
それよりもそれぞれで環境を作成して管理する方がライブラリもすっきりしますし、使用しているライブラリがわかりやすいと思います。
Pythonでは簡単に仮想環境を作成することができます。
①pipで「virtualenv」をインストールしてください
pipはPythonのパッケージ管理システムです。ライブラリをインストールしたり、管理してくれます。
pipはPython2なら2.7.9以降、Python3なら3.4以降のバージョンだとデフォルトでインストールされているらしいです。
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pip install virtualenv |
②インストールしたら、「任意の名前」の環境、ここではtest_projectという名前で環境を作成します。
名前は任意なので、プロジェクト名にしておくのが無難だと思います。
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virtualenv test_project |
③実行すると、プロジェクト名のディレクトリが作成されているので、そのディレクトリに移動します。
そしてその環境を使うためにはアクティベートが必要です。
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ディレクトリに移動する cd test_project 環境をアクティベートする source bin/activate |
アクティベートすると、このように先頭にプロジェクト名がつきます。
この状態でインストールしたライブラリや実行スクリプトはこの仮想環境の下に作成されます。
④以下のコマンドで、この状態を終了することができます。
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deactivate |
Githubにあげる時や、人に渡す時など、こうやってプロジェクトごとに分かれていると管理しやすいと思います。手軽にできるので試してみてください。